「ディスクロージャー・デイ」

「オデュッセイア」がおっさんが作った「アルゴ探検隊の大冒険」だったとすると、本作は爺さんが作った「未知との遭遇」

145分もの上映時間の内、大半が逃亡と追っかけの古典パターン

逃げている人物たちの不可解さもあり、退屈するほどではないが、薄々途中でラストが想像できる様になるのと、なんだか「スター・ウォーズ エピソード9」あたりで見た、離れた場所にいるもの同士の心が通じ合い、あたかも両者が同じ空間にいるかの様に話をするといった趣向は流石に新鮮味に欠ける。

全く新しいものを見た!という感動はほぼない。

ラストもほぼ想像通りというか、スピルバーグ爺さん、まだこんなこと描いているのかとちょっと呆れてしまう部分もある。

この人、オタク特有の、幾つになっても人間に興味はないのだと思う。

とはいえ、全体的に特につまらないわけではなく、そこそこ楽しめることは確かなのだが、若い頃のスピルバーグだったら、もっと尺を短く、もっと見せ場の連続で魅せられたのではないかという感じは否めない。

最初の1時間程度はそれなりに興味を繋げているのだが、後半になると、いつまでこの追いかけっこを続けているのか?という苛立ちの気持ちが湧いてくるのだ。

年寄り特有の冗漫さと、全体的に生物たちのCGIの出来のイマイチ感が気になったりする作品ではある。


幻燈館

映画感想

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