2025.11.07 07:41「プレデター:バッドランド」 これまでのシリーズとは全く趣が違っており、地球が一切出てこない宇宙映画になっている。ヤウージャ星の一族中、支配者の息子にしては軟弱と嘲られ、勇者になるべく、カリスクと言う最強モンスターの首を獲るため、そのモンスターが住む死の星「ゲンナ星」に降り立ったデクは、そこでティ...
2025.10.31 05:12「爆弾」「交渉人 真下正義」(2005)を彷彿とさせる正体不明の犯人と捜査陣の行き詰まる対決を描くサスペンス夜、酒屋の自動販売機を蹴り壊し、止めに入った店員を負傷させたホームレスらしき男が地元署に連行され、取り調べが行われるが、「スズキタゴサク」と名乗るその男(佐藤二朗)は弁償金は払えそ...
2025.10.17 05:12「おーい、応為」「百日紅(さるすべり)~Miss HOKUSAI~」(2015)に雰囲気やエピソードが似ているなと感じたら、杉浦日向子「百日紅」も原作の一つだったようで、田中裕子さんがお栄(葛飾応為)を演じた「北斎漫画」(1981)も見ていると、本作を見ていても、想像通りのお栄が出ている感じで、...
2025.10.10 10:00「トロン:アレス」2025年、アメリカ映画グリッドの世界(デジタル)と現実世界を行き来させる研究でライバル関係にある大手企業の争いをベースに、韓国系らしきアジア人と、そのライバル会社が送り込んだ白人とアフリカ系によるデジタル世界の住人が敵味方に分かれて戦う「トロン」と「ターミネーター2」と「グリッ...
2025.09.30 04:51「天下の快男児 突進太郎」天下の快男児シリーズの2作目で、1作目「天下の快男児 万年太郎」の姉妹編 このシリーズは、健さんが女性にモテまくる青春もので、東宝の加山雄三さん主演の若大将シリーズに近いものを感じる。 健さんが、女性の下着メーカーに勤めるという異色の内容になっているだけでなく...
2025.09.26 04:56「沈黙の艦隊 北極海大海戦」Amazon MGMスタジオ製作で、日本人スタッフやキャストで作った「ローカルプロダクション」映画 ただし、製作には大沢たかおさんなども参加しているので、企画は日本側、製作費を出したのはAmazon MGMスタジオなのかもしれない。CGIで描いた海中シーンや戦艦などとの...
2025.09.21 12:45「警視庁物語 一〇八号車」シリーズ第10弾で、上映時間54分の中編 共同監督というのもちょっと珍しいように感じる。 悪役イメージが強い山本麟一がレギュラー刑事を演じているのでも知られる本シリーズだが、今回は同じく悪役イメージが強い関山耕司さんまで巡査部長役として登場しているのが嬉しい。...
2025.09.19 05:48「宝島」日本映画離れした文芸大作。 ある人物の失踪に関係する人物たちが、その後、いろいろな立場から、その人物を探していくうちに、それぞれ沖縄に起きた悲劇や闇の部分に巻き込まれ、やがて意外な形で失踪していた人物と再会するまでを描いていますが、ミステリというよりは、戦後の沖縄の悲劇...
2025.09.03 04:36「大長編 タローマン 万博大爆発」 1970年の「大阪万博」の時代に流行っていた子供向け特撮番組をベースに独自にイメージを膨らませたアート作品。 もともとNHK教育テレビの深夜枠で放映されたと言うのも興味深く、NHKは「大河ドラマ」で知られるように高齢者の視聴者が多いため、「映画やテレビで時代...
2025.08.29 11:23「ベスト・キッド:レジェンズ」最初の「ベスト・キッド」(1984)からのファンにとっては、本作の冒頭とラストシーンでサプライズが用意されており、はっきりいえばここだけ見れば十分で、本編自体は「中国市場を意識したような、空手をカンフーに置き換えただけのありきたりの映画」に見える。 初期作品とはっきり違...
2025.08.29 10:57「8番出口」古くは「ミステリーゾーン(トワイライト・ゾーン)」系の「奇妙な世界に迷い込んだ話」で、最初はこの「無限ループ」みたいな単調さが続くのかな?と感じるが、観客が視覚的に飽きた頃合いを見計らって、新たな要素が少しずつ付け加わる印象で、徐々に主人公の人生の岐路での不安感が具象化した世界な...
2025.08.21 05:18「雪風 YUKIKAZE」どんな戦場からも必ず無事帰還するので「幸運艦」と呼ばれた駆逐艦を描いたヒューマンドラマ 乗組員たちのドラマが中心で、戦闘シーンはCGIで描かれているのだが、正直出来は良いとはいえず、船舶は「平面的な書割り」に見えてしまう。 特に戦艦「大和」の出来が悪いのは気に...