「ALL YOU NEED IS KILL」

桜坂洋のライトノベル原作のアニメで、トム・クルーズ主演の実写版「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2012)と基本同じような内容であるが、「ChaO」などに近いアート風な絵柄や世界観になっていることもあり、出来が良かった実写版とはほとんど別作品のような雰囲気になっているのに、本作もまた見事な傑作になっている。

原作は未読だが、どうやら主人公ケイジとサポートをするリタの立場が変えられており、本作では自閉症気味のリタが主役になっている。

少年少女の出会いと互いの成長を描く内容は、少年漫画のようなシンプルながらも胸熱な展開で、ぐいぐい世界観に引き込まれていく。

舞台などは原作に近いようで、千葉あたりらしいが、アート風な美術設定などもあって日本的な雰囲気はほとんどない架空の世界のようになっている。

最初はちょっととっつきにくい主役キャラに見えなくもないが、展開が早いのですぐに慣れて馴染んでくる。

ケイジの方も同様で、気が弱いいじめられっ子キャラになっているが、リタとコンビを組むことで、こちらも成長していく。

宇宙生物「ダドル」は、母体はビオランテというかレギオン草体というか、植物っぽい表現になっているが、動ける個体も多数宿しており、リタたちが最初に戦うのはこの動く植物のようなモンスターたちである。

アート風とは言っても、「ChaO」ほど極端なディフォルメでもなく、すぐに馴染める絵柄である。


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