「マスターズ・オブ・ユニバース」

ドルフ・ラングレンでかつて映画化された「マスターズ 超空の霸者」(1987)の再映画化

「バービー」(2023)で当てた「マテル」という玩具メーカーが作った世界観の映画化で、様々なキャラクターやメカニックが登場するスペースオペラだが、ファンタジー色の方が強い感じで、「スター・ウォーズ」が一歩間違ったら、こういう世界観になっていただろうなと想像させるような、ややダサ目の世界観になっている。

ドルフ・ラングレン版も予算不足で大コケしたらしいが、巨費を投じた本作も前作に劣るとも勝らないトホホ…な出来になっており、そもそも原作の主役マッチョヒーロー「ヒーマン」を、日本人からするとかっこ良く思えないのが致命的。

敵の首領はいかにも古臭い悪役イメージである骸骨の顔をしているし、白い魔女と黒い魔女が登場し、それぞれ敵味方を援護しているのが、「スター・ウォーズ」のジェダイとシスを髣髴とさせるが、魔法合戦なので幼児向けにしか見えない。

「スター・ウォーズ」(1977)の成功の後、世界中で作られた「スター・ウォーズの亜流っぽいけど、センスがイマイチな映画」…、「フラッシュ・ゴードン」(1980)とか「宇宙からのメッセージ」(1978)などを連想させる美術センスもイマイチなら、テンポもイマイチといった展開。

主役がロン毛気味のマッチョマンというのがいかにも80年代のセンスで、古臭いし、イけてない。

地球と主役の住んでいた魔法のような世界が交互に出てくるが、特に効果的な演出とも思えない。

「フラッシュ・ゴードン」同様、続きがありそうな「匂わせ」エンディングだが、この映画の続編が見たいとは思わせないのも同じである。


幻燈館

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