「シャドウズ・エッジ」
「ベスト・キッド:レジェンズ」(2025)の次に見たジャッキー・チェン映画だが、往年の「ポリス・ストーリー」の雰囲気にハリウッドの「ダイ・ハード」(1988)を組み合わせたような、見事な脚本とテンポのサスペンスアクション映画になっている。
バディものやチームものの要素もあり、最新のAIと都市中に張り巡らされた監視カメラ、さらに衛星も連動させた超近代捜査を打ち破る頭脳集団が現れたことから、老練のスーパー刑事が呼ばれるという発端自体はそう意外性はないが、その後の展開が考え抜かれており、特の敵キャラの掘り下げや描写が凄いので、古臭い展開になってない。
この手の捜査ものやヒーローものは、敵が強くないと魅力がないものだが、本作の敵、特にその中心となる「影」は、映画史上に残る名悪役ではないかと思う。
ジャッキー映画といえば、お馴染みのNG集もラストに用意されているが、その後もエンドクレジットが用意されており、最後の最後まで息をつけない。
ジャッキー自身のアクションは、流石に往年のスタントやアクロバチックな大仰なものではなくなっているが、その年齢を考えると感心させられる動きではある。
ハリウッド映画的な見せ場もふんだんに盛り込まれており、中国映画の底力を見せつけられた思いで、これを凌ぐハリウッド映画や日本映画はなかなかないのではないかとさえ感じる。
近年の中国映画恐るべしと言うしかない。
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