2025.07.28 06:53「多羅尾伴内 戦慄の七仮面」シリーズ9作目 刑事役を宇佐美諄、山茶花究が演じているのも珍しいが、悪役を柳永二郎が演じているのも珍しいように思える。 山茶花究さんがあまり目立ってない役柄も珍しいような気がする。 山茶花究さんが所属していた「あきれたぼういず」が1952年まで映画に...
2025.07.25 11:53「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」日本ではハンナ・バーバラアニメ「宇宙忍者ゴームズ」(1969)として、その愉快なアドリブ吹き替えでいまだにネットミーム化している素材の実写化。 今回の実写版は非常に不思議な世界観になっており、航空会社「PAN-AM」はあるがスマホや携帯はない1960年代風の「Earth...
2025.07.24 23:40「非行少女」 和泉雅子さんと浜田光夫さん主演の文芸作。 監督は「キューポラのある街」でお馴染みの浦山桐郎さん。 モスクワ国際映画祭金賞受賞作でもある。 長らくタイトルから、和泉さん中心の都会の不良少女ものか?と想像していたが、原作が森山啓「三郎と若枝...
2025.07.11 10:52「スーパーマン」(2025)今回の「スーパーマン」は、初期映画版「スーパーマン」(1978)のテーマソングやストリーク文字をアレンジしていながらも継承していたり、スーパーマンとロイスの関係性がすでに深かったりしているので、「スーパーマン リターンズ」(2006)までを意識した世界観になっているのかな?と思っ...
2025.07.08 11:32「なにはなくとも 全員集合!!」松竹とナベプロが組んで始まった「ドリフ映画」の第一弾 とは言え、まだこの時点では、ドリフ中心で話や笑いが組み立てられているという印象ではなく、東宝の「社長シリーズ」や「駅前シリーズ」などで活躍していた三木のり平さんが主役で、ドリフは脇役風に登場しているように見える。カトちゃんな...
2025.07.04 07:34「祭りだお化けだ全員集合!!」松竹配給版ドリフターズ映画第9弾松竹のドリフシリーズの特徴は、長さんが他のメンバーたちを虐め抜くと言う構造が多く、本作もそういう上下関係が強調されているのだが、どう考えてもこれが面白いという感じがしない。 第一、長さんのイメージが悪すぎる。 虐められているカトちゃん初...
2025.06.28 10:05「ザ・ドリフターズの極楽はどこだ!!」松竹配給版ドリフ映画の14弾 松竹配給のドリフ映画は、全体的に庶民的と言えばよく聞こえるが、毎回貧乏くさいだけで、夢も希望もない話が多く、シリーズも後期の本作は、もはや喜劇というより長さん主演の悲喜劇みたいになっており、長さん以外のメンバーの活躍場面も少ない。クライマッ...
2025.06.24 14:32「ミヨちゃんのためなら 全員集合!!」ナベプロと松竹が組んだ「ドリフターズ映画」第三弾。 この時代の松竹作品らしく、相変わらず貧乏くさくて低予算丸出しなのだが、さらにドラマの中核が、長さんによる加藤茶さんに対する「いじめ」なので、今となっては笑えなくなっている。 当時はまだ、こうした「弱いものいじ...
2025.06.24 10:35「天下の快男児 旋風太郎」高倉健さん主演「天下の快男児 万年太郎」(1960)「天下の快男児 突進太郎」(1960)に次ぐ、「天下の快男児シリーズ」第三弾劇中、登場する別府東映」に看板が掲げてある「べらんめえ芸者罷り通る」が1961年1月公開で、この作品にも美空ひばりさんのお相手役として高倉健さんは出演し...
2025.06.20 12:13「忍術大阪城」里見浩太朗さん主演の白黒のファンタジー忍術映画「忍術真田城」(1961)の後編にあたる。 テレビの「風小僧」(1958〜)や「白馬童子」(1960)で一躍お茶の間の人気者になった山城新伍さんもメインで登場しているが、この時期の山城さんはやや肥満が始まっており、メイクの関...
2025.06.20 09:18「メガロポリス」 ソ連の人工衛星が宇宙を回っている20世紀のアメリカの摩天楼とローマ帝国を重ね合わせたような独特の空想世界を舞台に、1人の天才建築家を中心とした「現代の愛の寓話」とも言うべき物語になっている。若くして新素材の発明でノーベル賞を受賞したという天才とその富裕な親戚、思想的...
2025.06.09 12:06「五人の賞金稼ぎ」錣市兵衛(若山富三郎)主演の「賞金稼ぎ」(1969)の続編 荒唐無稽な時代劇で、和製西部劇といった体裁になっている。 武器も何もない砦にやってきた主人公たちが、いきなりガトリング銃を乱射したりするのは、どこから持ち込んだの?と突っ込む間も引もないほどはちゃめちゃなのだ...